July 12, 2022
<17Nov’2020,橘寺> 以下同左
今日の写真は、昨日と同じく奈良県明日香村の国指定史跡、橘寺です。
橘寺は、奈良県高市郡明日香村橘にある天台宗の寺院です。本尊は聖徳太子で、正式には「仏頭山上宮皇院菩提寺」と称し、橘寺という名は垂仁天皇の命により不老不死の果物を取りに行った田道間守が持ち帰った橘の実を植えたことに由来しています。
橘寺の付近には聖徳太子が誕生したと言われている場所があり、当寺は聖徳太子建立七大寺の1つとされています。太子が父用明天皇の別宮を寺に改めたのが始まりと伝わっています。発掘調査で出土の瓦の文様から7世紀前半には小規模な堂が立てられ、7世紀後半に大規模な整備がなされたことが分かっています。
本堂(太子堂)。本尊として聖徳太子坐像が安置されています。
黒駒像。聖徳太子の愛馬の像で、黒駒にまたがって各地に説法へ出かけたとされています。
二面石(飛鳥時代)。左右に善相と悪相が彫られており、人の心の二面性を表現しているといわれています。
観音堂。新西国三十三箇所第10番札所で如意輪観音を祀っています。