July 14, 2022
<17Nov’2020,石舞台古墳> 以下同左
露出した最大の石室天井石。
今日の写真は、奈良県明日香村の国の特別史跡「石舞台古墳」です。
6世紀の築造の巨石30個を積み上げて造られた石室古墳で、その規模は日本最大級を誇ります。
先週の堺市百舌鳥古墳群より一世紀以上新しい古墳です。
盛土が失われて、露出した天井石の上面が平らなことにちなんで、石舞台と呼ばれました。
墳丘は1辺50mの方墳で、周囲には幅8.4mの濠がめぐります。石室の長さは19.1m、玄室は高さ約4.7m、幅約3.5m、奥行き約7.6m。石の総重量は推定2,300t、古墳最大の巨岩である天井石は、南側が約77t、北側約64tもあるといいます。
この巨大古墳が誰の墓なのかは不明ですが、付近に蘇我馬子の庭園があったことから、馬子の墓ではないかとの説が有力です。